こんな方におススメです

  • 植物の力を生かし、自分や周りの人を癒すことに関心がある方
  • 医師や薬剤師、看護師、栄養士などの医療関係者で、漢方・食養生など自然療法に関心がある方
  • 地域づくりの文脈で薬草を取り上げたい方
  • 農業に関心があり、薬草・野草の加工を学びたい方
  • 自給自足やパーマカルチャーに関心がある方
  • 様々なコミュニティ(幼稚園や学校、福祉施設、地域活動、行政)の方で、自然療法に関心がある方

こんなことやります

近代医学の父ヒポクラテスの「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」という有名な言葉があるように、健やかさを作るのは“パワフルでダイナミックな自然との繋がり”です。

 

本講義では、古来から暮らしの中で取り入れられてきた方法で自然の力を生かす、“薬草の薬箱”を作ります。自分自身の治癒力・免疫力を高めることで、「病院に行くまでもないけれど、いつもと少し違う・・」という不調を改善するお薬です。今回は、これから植物の力を暮らしに取り入れていきたい方向けに、なるべく使いやすい、ベーシックなお薬を選びました。また、植物の基本的な扱い方・使い方となっており、応用が利く内容になっています。

同時に、山本竜隆医師が提唱する8つの体質に合わせた季節の食養生もご紹介します。移り変わる季節に、上手に合わせながら、調子を整える方法です。

お薬の作り方や野山に生える薬草との付き合い方を教えてくれるのは、食卓研究家(管理栄養士/国際薬膳調理師)で、伝統茶ブランド{tabel代表の新田理恵さんです。

 

また、本学部は『自然欠乏症候群』の著者で、地域医療・ヘルスツーリズムに取り組む医師の山本竜隆先生、薬学博士で株式会社トトラボ代表の村上志緒先生にご監修頂いています。山本先生と村上先生からは、統合医療や伝統医療、植物療法学的な情報、自然人との関わり方を、専門知識を交えてお話頂きます。

 

★本学部は、薬草大学NORMとの共催です。

2019年度 募集要項

講座のゴール

my薬箱を作る。また、その製作過程において、薬草と調製(植物を加工すること)の知識、植物へのまなざし、健康の考え方や暮らしの在り方を学び考え、ご自身とご家族、身の回りの方の健康を維持増進できるようになる。

期間

2019年5月~12

スケジュール

5/11(土)12(日) 朝霧高原(1泊2日)

6/22(土) 東京

7/20(土) 東京

9/14(土) 東京

10/19(土) 東京

11/30(土)12/1(日) 朝霧高原(1泊2日)

費用

8万円(7万円(7,000円/回)+入学金1万円)

※2回の合宿の交通費・滞在費(滞在費は食費込みで1回1.5万円程度)は含まれません。

※材料費は別になります。全日程の合計で5,000円程度の予定です。(作る量などによって調整可能です。)

定員

20名

講座回数(1回3時間程度)

東京4回、朝霧高原2回(12日)合計6回(講座数:10回)   

募集締め切り

2019年4月30日(火)

お申込み

こちらのフォーマットからお申し込みください!

備考

・植物は自然のものですので、状況によっては、扱う植物の種類が変わることがございます。予めご了承ください。

・やむを得ない事情で欠席される場合は、配布資料の送付など必要に応じてフォローさせて頂きますので、ご安心ください。

2019年度 詳細内容

日にち: 5/11(土)~12(日)

内容: (1)【講義】統合医療・自然欠乏症候群・養生とは何か?
(2)朝霧高原のおばあちゃんに習う家庭療法のお話
(3)お散歩しながら野草、薬草と出会う(薬草採取の注意点など)

詳細:家庭養生とは、自分自身や家族や身近な人たちに健やかさを届ける、健康増進を目的とした養生法。治療ではありませんが、ささいな体のSOSや自分の体質の傾向を知り、健やかな生活リズムや食生活に整えていくための方法を学びます。西洋の現代医学と日本古来の伝統的な民間療法とをバランスよく取り入れた体との向き合い方を医師の山本先生から、栄養学と薬膳学を掛け合わせた食養生を管理栄養士/国際中医薬膳調理師の新田がお伝えします。

朝霧のおばあちゃんが普段から親しんでいる家庭療法について、お話を聞いたり体験してみましょう。生活に溶け込んだ生きる知恵は、習慣に落とし込まれて各地に根付いています。こうした伝承を、どういう風に受け取り、学び、実践していくのが良いか、みんなで話し合う時間も設けます。

また、自然のハーブ、野草を暮らしに取り入れる方法もお伝えします。野生のものを採集する時、使う時の注意点もお伝えします。お天気が良ければ春の野原を散策して、野草や薬草を探してみましょう。

講師: 山本竜隆
新田理恵

場所: 朝霧高原

日にち: 6月22日(土)

内容:
(1)【くすりづくり①】 よもぎの化粧水、お手製のよもぎお灸
(2)【くすりづくり②】桑の葉茶
(3)季節の養生食

詳細:アイヌ民族の女性が昔から作っていたよもぎの化粧水を仕込みます。(生えて入れば)お散歩をしながらよもぎを摘み、春らしい香りをぎゅっと詰め込んでボトリングし、漬け込みます。2〜3週間ほどしたら、使い始めることができます。

春の季節の養生は、乱れやすい自律神経を整えること。メリハリをつけた生活リズムを楽しみ、肝の養生となるお食事を学びましょう。

講師: 新田理恵

場所: 東京都内

日にち:
7月20日(土)

内容: (1)【くすりづくり③】風邪薬(しょうがの葛湯・赤しそコーディアル)
(2)【くすりづくり④】太陽によるダメージを癒す入浴剤(ドクダミ、熊笹など)
(3)季節の養生食

詳細:夏の疲れが貯まり、だんだん暑さから涼しさへと切り替わっていくためにコンディションを崩しやすいこの季節。風邪の養生を中心に、晩夏から秋の入り口の養生(疲労回復や風邪の予防の食養生、潤う食材など)のお話をします。

風邪の時に嬉しい赤紫蘇のコーディアル(ハーブシロップ)や、葛湯を作って、いざという時に備えましょう。夏の紫外線によるダメージも残っているので、ドクダミの入浴剤もブレンドします。

講師: 新田理恵

場所: 東京

日にち:
9月14日(土)

内容: (1)【くすりづくり⑤】傷薬(弟切草のティンクチャー)
(2)【くすりづくり⑥】ノド薬(かりんハチミツ)
(3)【くすりづくり⑦】お肌の炎症に向けた湿布(どくだみ、スギナなど)
(4)季節の養生食

詳細:運動の秋には、怪我の心配も増えますね。傷のケアに、弟切草を漬け込んだティンクチャーを仕込みましょう。汗や日焼けなどで起こるお肌の赤み(炎症)が気になる時の湿布づくりや、乾燥が気になる季節に嬉しいノドが潤うかりんのハチミツ漬けも、美味しい季節の養生となります。トラブルに備えて、仕込みましょう。

講師: 新田理恵

場所: 東京

日にち: 10月19日(土)

内容: (1)季節の食養生調理実習

詳細: 5つの季節とそれぞれの体質に合わせた食養生について学び、秋〜冬にかけての養生食の料理に挑戦してみましょう。家庭ですぐに作れる、簡単で美味しいレシピです。その他にも体質別の調理のコツや、無理なく続けやすい日々の調味料やお惣菜についてもお話しします。

講師: 新田理恵

場所: 東京都内

日にち: 11月30日(土)~12月1日(日)

内容:
(1)【講義】植物のレメディづくりの基本と薬草研究情報
(2)【くすりづくり⑧】もみの葉のクリーム
(3)【くすりづくり⑨】飲酒の前後に飲む葛の丸薬
(4)【くすりづくり⑩】ナツメのぽかぽかリカー
(5)【講義】総括~養生・回復とは何か?~

詳細:私たちの健康に植物の力を活かす植物療法では、植物の性質をしっかりととらえたレメディづくりが大切です。今回は、薬学博士の村上志緒先生に、植物のつくりだす植物成分(フィトケミカル)を有効的に抽出し、その力を最大限に活かすレメディづくりの基本を実践につなげるためのお話しを伺い、また、これまで登場した薬草についての植物療法学的な研究の情報をお伝え頂きます。
そして、植物にとても詳しい村上先生と一緒に森を歩き、緑豊かなモミを収穫、その葉を材料にこれから始まる本格的な冬に大活躍のアイテムとして、血行を促進し、呼吸器系の不調によいモミを材料にクリームを作りましょう。
また、薬理効果を体感しやすいハーブを食べてみて、体の変化を感じ取ってみる実験や、お酒を飲むシーンにおすすめの葛の丸薬づくり、体の芯からあたたまるナツメの薬酒(リカー)仕込みも行います。
一連の講義の最後に、回復とはどういうことなのかを先生方の見解も伺い、それぞれの回復や養生についても対話を通して探っていき、みんなで見つめる時間を楽しみましょう。

講師: 新田理恵
村上志緒
山本竜隆

場所: 朝霧高原

講師

新田さん

新田 理恵 (にった りえ)

TABEL株式会社 代表取締役/食卓研究家

管理栄養士であり国際薬膳調理師。食生活のアップデートを目標に、料理とその周りにある関係や文化も一緒に提案し、地域の商品開発やレクチャーを行っている。

日本の在来ハーブ薬草と出会い、リサーチをはじめて伝統茶ブランド{tabel}2014年に立ち上げる。20168月にTABEL株式会社へと法人化し、薬草のある健やかな暮らしを提案している。2018年初春、薬草大学NORMを開校。著書「薬草のちから(晶文社)」も同年5月に発売。横浜市立大学の非常勤講師をはじめ、大学や各地でのゲスト講演やワークショップなども行う。

監修

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村上 志緒(むらかみ しお)

株式会社トトラボ 代表/薬学博士・理学修士

早稲田大学及び大学院理工学研究科修了。東邦大学大学院薬学研究科修了。植物療法学(民俗薬草文化、作用機序、特に向精神作用)を研究。日本、ネイティブアメリカン、そして南太平洋フィジーのハーブが研究テーマ。ハーブやアロマテラピーといった植物療法について、自然・生活文化・科学の観点から学ぶ講座を「トトラボ植物療法の学校」にて展開。FijianTrad、JapanTradのプロダクツを展開。一般社団法人しあわせ創生プロジェクトCoCooN 代表理事。東邦大学薬学部訪問研究員。東京都市大学など非常勤講師。著書に『日本のハーブ事典』,『日本のメディカルハーブ事典』(東京堂出版)など。

現代西洋医学2

山本 竜隆(やまもと たつたか)

朝霧高原診療所 院長/WELLNESS UNION(富士山静養園・日月倶楽部) 代表/昭和大学医学部非常勤講師・聖マリアンナ医科大学非常勤講師

1966年神奈川県生まれ。聖マリアンナ医科大学、昭和大学医学部大学院卒業。内科研修、医学研究の後、アンドルー・ワイルが主催する米国アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellow2000年~2002年)をアジアで初めて修了。その後、統合医療ビレッジグループ総院長(東京・四谷)、JA中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・産業医などを経て現職。自ら湧き水や薪での生活をしつつ、地域医療とヘルスツーリズムの両輪で、地域モデル構築を目指している。また“自然欠乏症候群”を通して、現代人の自然体験と健康維持の重要性を指導している。

富士箱根伊豆国立公園内であり富士山麓の20000坪を有する滞在施設「日月倶楽部」では、関連施設の「富士山静養園」と共にヨガや瞑想などのマインドフルネスや、企業の健康管理者への指導など、雄大な自然環境に身を置いて行う各種滞在プログラムを提供している。

共催(共同企画)

薬草大学NORM

医・農・芸・食などクロスセクターな視点から私たちの暮らしの未来を見つめ、つながるためのレクチャーシリーズ。

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実習会場(宿泊)

日月倶楽部

監修の山本竜隆医師が運営している、静岡県富士宮市にある日月倶楽部が合宿の会場です。

富士山山頂(標高3,776m)から駿河湾(海抜0m)までの稜線を一望できる日本でも有数の眺めを有する敷地で、心身のリフレッシュ・自然体感・自然欠乏対策が可能な、日本初の滞在・体感型施設です。

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学部担当

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地球のしごと大學

高浜 菜奈子(たかはま ななこ)