本講座の位置づけ
本講座#14は、地球のしごと教養学部22-23の講座群のうちの一つです。
多くの方に教養学部の活動を知っていただきたいという思いから「#15 狩猟とジビエ」とあわせて12月に開催されるフィールドワーク講座に関して、外部の方の参加も受け付けることにいたしました。
地球のしごと教養学部に興味関心がございましたらこの機会に是非ご参加頂ければと思います。
こんな内容の講座です
古来より海に囲まれ、多くの島々と長い沿岸と広い海を持つ日本では海からとれる魚介類は貴重なタンパク源や田畑の肥料として利用されてきました。
日本近海には現在およそ3300種の魚介類が生息しているとみられ、このうち、主に257種が食用に利用されていると推定されます。
古くから漁獲量、品質が時期や産地によって大きく変動する海の恵みをその時の自然状態に合わせる形で、有効利用することによって、その土地、その土地で特有の魚食文化が育まれてきました。
しかし、食習慣の変化によって魚介類と肉類の消費量が逆転するなど、それまで親しまれて継続されてきた様々な魚食の習慣が衰退しはじめ、消費される魚介類にも大きな偏りが見られるようになってきました。
日本漁業の問題点は、マグロやサバなどメジャーな種類の魚の資源問題ではなく、近海で取れるマイナーな魚の活用にあるのです!
健康な食生活への関心が高まってきている現在、魚食の文化と習慣は世界的にも注目が集まってきています。
本講座は水産資源の持続的利用と衰退してきている人と魚と海の関係の再構築を目指す団体、アクアカルチャーさんを招き、日本近海の漁業と魚食の展望を学び、魚の捌き方レクチャーを受けます。捌き方をマスターすることで、魚食を日常に取り戻します。
こんな方にオススメです
- 漁業の問題に興味のある方
- 魚食文化について興味のある方
- 魚の捌き方を知りたい方
- 水産業について知りたい方
講座概要
日時
2022年12月3日(土)
場所
本所地域プラザ BIG SHIP
集合場所
東京都墨田区本所1丁目13番4号 『本所地域プラザ BIG SHIP 1階 調理室』
受講料
11,000円(税込)
セット受講料
18,000円(税込)
※12/4(日)#15「狩猟とジビエ ~人と獣の共生関係~」も受講される方は2講座セット割引価格となります。
定員
5名
当日のスケジュール
12:00 現地集合
12:15〜14:00 講義・魚の捌き方レクチャー
14:00〜15:00 魚の試食・お昼休憩
15:00〜17:00 座学・質疑応答
17:00 解散
お申込み
申込み締め切りました
募集締め切り
2022年11月25日(金)
主催
NPO法人地球のしごと大學
課題図書
交通手段
その他
・魚の捌き方をレクチャーしていただきます。汚れても良い服装でご参加ください。
・昼食は各自ご用意ください。
・マスク等の基本的な感染対策は必ずお願いします。
講座担当
NPO法人地球のしごと大學
萩谷 祐介(はぎや ゆうすけ)