本講座は、全国的な感染症拡大の状況を鑑み「中止」とさせていただきました(2021年8月3日)。
特別講座の位置づけ
2021年の地球のしごと大學「教養学部」は、終息しない新型感染症の影響を鑑み、例年実施している年間30-40の連続講座は残念ながら中止とさせていただきます。
代わりに「特別講座」として「オンライン単発講座」と「フィールドワーク単発講座」を複数回実施します。
本年はより多くの方に門戸を開き、通常単発では実施していない講座を気軽に受講いただけるチャンスとなりますのでこれを機にぜひお試し受講ください。
受講いただく皆様にとって、これからの「生きる」と「しごと」を創るための何かしらの手掛かりになれば幸いです。
こんな内容の講座です
NPO法人地球のしごと大學の代表高浜が移住し、移住者の受け皿づくりに取り組んでいる岩手県普代村・田野畑村を巡る特別ツアーです。
行政と連携した地方創生施策提案・実行に関するノウハウについてのリアルな学びをご提供し、私たちが新たに始めた森のようちえんなど代表高浜が自ら語る地域作りの最前線についてご紹介します。
プログラム① 北三陸の再生戦略(森のようちえんほか)
NPO法人地球のしごと大學の代表高浜大介より、北三陸で当社が目指す地域作りのビジョンと実践状況について説明します。
実経験から得たノウハウや、突き当たっている壁など、リアルなここだけのお話もさせていただきます。
普代村・田野畑村の重要スポットの現場をご案内し、展望を説明します。
特にご紹介したいのが岩手県唯一の森のようちえんです。NPO法人地球のしごと大學は普代村のバックアップを得て、2021年に森のようちえん「つちのこ保育園」を開園いたしました。
グローバル化や技術革新によって世の中が急激に変わる中で、教育の在り方も大きく変わろうとしています。そんな、オルタナティブ教育の中で一つの選択肢となっているのが、デンマーク発祥の「森のようちえん」です。
特徴は屋内での保育ではなく、1年中自然のなかで過ごすということ、また保育者が「見守る保育」という子供たちを信じて子どもたちに任せる在り方を取っていること、です。園長の高浜菜奈子とも意見交換を行います。
プログラム② 公民連携ノウハウなど普代村役場からのお話
現在、政府から地方創生関連予算として、やる気のある地方自治体へ潤沢な資金が投下され続けています。しかし行政だけで取り組むことは難しく、民間と地方自治体との協働・協力関係(公民連携)が必須です。
そのために民間側の準備として、地方自治体とはそもそもどんな「いきもの」なのか、そのメカニズムや意思決定方法などを理解し、協働をスムーズにするためのノウハウを学びましょう。
本講座では岩手県庁職員で普代村に地方創生特命課長として赴任している土澤智さんからお話を伺います。
プログラム③ 普代村の皆さんとの意見交換
普代村の議員さんや役場職員、地域事業者の皆さまと意見交換の場を設けます。
受講生10-15名、地域の方10名くらいの合計20-25名での意見交換会を想定しています。
普代村という過疎地の再生について、地域の皆さまのリアルな声・考えを知り、よそ者である受講生の皆さんの意見をお伝えすることで相互理解を深め、
刺激ある時間を生み出します。
アクティビティ
<地産地消フレンチ昼食>
初日のお昼ごはんは地球のしごと大學でも講師をして頂いている著名な地産地消料理人、ロレオ―ル田野畑/伊藤勝康シェフのランチを堪能いただきます。
<BBQxキャンプファイヤー>
夕食は、くろさき荘キャンプ場にてBBQをします。盛大にキャンプファイヤーも実施し、火を囲みながら語り合いましょう。
こんな方にオススメです
- 地方移住(Uターン、Iターン)や複数拠点の生活を考えている方
- 地域おこし協力隊などで既に農山漁村へ飛び込んでいるが、行き詰まりを感じている方
- 公民連携について課題を感じている方
- 過疎農山漁村の再生に興味のある方
- 今すぐに地方移住(Uターン、Iターン)や複数拠点の生活をするつもりはないが、都会的な生活に違和感を感じている方
講座概要
日時
2021年8月28日(土)〜29日(日)1泊2日
場所
岩手県 普代村・田野畑村
集合場所
JR盛岡駅
受講料
無料
交通費、宿泊費、食事代
盛岡駅までの行きの交通費、盛岡駅からの帰りの交通費、盛岡駅からのレンタカー(車毎割り勘)、28日の宿泊費、食費は実費で参加者個人負担となります。
定員
15名
お申込み
こちらのお申込みフォームからお願いします。
募集締め切り
2021年8月20日(金)
主催
NPO法人地球のしごと大學
交通手段
JR盛岡駅集合でレンタカー乗り合いで現地まで向かいます。
その他
・マスク等の基本的な感染対策は必ずお願いします。
8/28(土)スケジュール
9:30
JR盛岡駅 集合
※細かな集合場所は別途お知らせします。
12:15 〜
顔合わせ、ロレオール田野畑 伊藤シェフランチ
14:45 ~
くろさき荘にてオリエンテーション(高浜大介)
15:30 ~
森のようちえんフィールド見学(高浜菜奈子と質疑応答)、鵜鳥山荘、鵜鳥神社参拝、商店街見学
18:00 ~
くろさき荘キャンプ場にてBBQ、キャンプファイヤー
8/29(日)スケジュール
7:30
朝食
8:30 ~
みちのくトレイルやキラウミなど海側散策 自由時間
10:30 ~
普代村役場/土澤さんお話、水門レクチャー
12:00 ~
昼食 くろさき荘でお弁当
13:30 ~
議員さん、役場職員含めたワークショップ@くろさき荘
15:30 ~
振り返り
16:00
くろさき荘にて解散
講師
高浜 大介(たかはま だいすけ)
NPO法人地球のしごと大學 理事長、株式会社アースカラー 代表取締役社長、一般社団法人燈 代表理事
1979年生まれ。東京墨田区出身。岩手県田野畑村在住。
立教大学観光学部卒。大手国際物流企業、人事・教育ベンチャー企業勤務後、2010年に、地球・大地に根ざした職業人「アースカラー」の育成・輩出を手掛ける株式会社アースカラーを設立。
また、千葉県佐倉市にて約1ヘクタールの田畑にて無農薬・無化学肥料のお米や大豆を作り、農業体験などを主とする教育農場も展開(2021年現在は地球のしごと大學卒業生へ委譲)。
2018年12月に「地球のしごと大學」をアースカラーから独立させ、NPO法人地球のしごと大學設立。
同時に岩手県田野畑村へ家族で移住。都心からの移住希望者の受け皿を作り、サステナブルな地域社会経済のモデル創りを過疎地から挑戦中。2女の父。
土澤 智(つちざわ さとし)
岩手県庁職員、岩手県特命課長(普代村駐在)
1973年生まれ。1997年岩手県庁入庁。
東日本大震災を機に、甚大な被害を受けた大槌町に派遣され、総務課長など要職を務め4年間在籍。
全国からの応援職員の確保など行政機能の確保、被災者支援、コミュニティの再生、地方創生に携わる。
2019年12月から普代村にて特命課長として地方創生施策を推進している。
ロレオール田野畑 シェフ
伊藤 勝康(いとう かつやす)
ロレオール田野畑 シェフ
岩手県のフレンチレストラン、「ロレオール」シェフ。
岩手の生産者たちと連携しながら、地産地消をコンセプトにしたメニューで、岩手の食材の魅力を県内外に発信している。フレンチの枠にとらわれないその発想は、2000年より出張料理人として、岩手各地を飛び回った経験から培われた。
「前沢牛コロッケ」の開発、南部鉄器のPRなど、地域の活性化、PRに寄与。震災後、被災地域に赴いて炊き出しを行なったことは、県内外の多くの人の共感を呼んだ。平成23年度、農林水産省・料理マスターズを受賞。2012年にテレビ番組『アイアンシェフ』に出演、勝利。
講座担当
NPO法人地球のしごと大學
藤崎 翔太郎(ふじさき しょうたろう)