こんなことやります
1年を通して、持続可能な循環型農業を学びます。
農薬や化学肥料は一切使用せず、雑草や米ぬか、落ち葉などを肥料とし極力その土地に在るものを使います。水や土壌、空気や虫まで、本来有るべき循環の輪を取り戻し、より環境に寄り添った農業が可能となります。
現在、市場で主に流通している形の揃った安価な野菜などの大半は農薬・化学肥料・交配種(F1)を使った農法によりを大量に作られたものです。しかし、これらは毎年、資材や種を新たに買い足し与えなければ、成り立たない農法でもあります。本来あるべき微生物の力や自然界の循環の輪、野菜の個性がそこにはありません。
私たちは”種から野菜を育て、種をとる”というサイクルを大切にしたいと考えています。
講師は、日本全国で大人気の出張セミナーを展開する岡本よりたかさんと耕師の佐川達也さんです。科学・化学の観点から自然界の摂理、原理原則から理解することを重視したカリキュラムとなっています。
学習効率の高いアクティブラーニング(※)を意識し、講座では活発な意見交換を促し、講座日とは別に課外活動として共有区画にて協働作業日を設け、学んだことを実践します。講座では浮かばなかった質問や理解できていないポイントが浮かび上がり、Facebookグループ上で講師からフィードバックを得ることができ、より深い学びを得ることが可能です。
今期からは講座とは別に講座修了生から現在の活動や未来の展望などを聞くオンラインイベント「種まきの声」も開催します。(究極の田んぼ学部と共同開催)日程が決まり次第、詳細をお知らせいたします。
また、栽培した野菜をいただく収穫祭や育てた野菜をマルシェで販売する機会も予定しており、「どんな野菜なら売れるのか?」「どうすれば売れるのか?」「適正価格とは?」などについても岡本さんより指導いただき、実際に循環農業にて稼ぎを得る手法を考える場も組み込んだ実践的な内容となっております。
タネから大切に育てる野菜ですので最後まで責任を持って見届けましょう!
(※)アクティブラーニングとは・・・
学習者が受動的となってしまう授業を行うのではなく、能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法です。具体的には講師による一方的な指導ではなく、学習者による体験学習や教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークを中心とするような授業のことを指します。
岡本よりたかさんと「たねのがっこう認定講師 耕師~たがやしし~」の佐川達也さんと交代で講座を行います。よりたかさん担当が金曜日、佐川達也さん担当が土曜日開催となります。カリキュラムをご確認ください。
こんな方におススメです
- 自給自足をしてみたい方
- 小さな農業をしながら田舎暮らしがしたい方
- 少量多品種栽培での専業農家を目指したい方
- 野菜栽培の原理原則を知りたい方
- 体をつくる”食”について見直したい方 など
受講するとこんな良いことがあります
2024年度募集要項
講座のゴール
循環農業に関する理論を理解し、畑さえあれば栽培を一人で実践できる状態になる
期間
2024年3月16日~2024年11月16日(全9回)
場所
千葉県佐倉市直弥公園付近の畑(詳細は現地にて案内します。)
【車の場合】
東関東自動車道 佐倉ICより 5分
【電車の場合】
JR総武本線 南酒々井駅に送迎します(人数により有償にて車での受講生さんに乗り合わせをお願いします)
費用
88,000円税込(受講料80,000円+消費税)
・家族一緒に受講する場合はお二人目は受講料半額44,000円(受講料40,000円+消費税)で受講いただけます。(同居家族に限ります)
・テキスト代として別途3,000円お支払いいただきます。
・最低催行人数に満たない場合は、講座が開催できないことがございます。その場合は返金させて頂きますのでご了承ください。
・開講確定後は原則として返金等の対応は行っておりません。
定員
20名(最小催行人数8名)
募集締め切り
2024年3月3日(日)
3/15現在申し込み12名で催行決定です。申し込み受付中
オンライン説明会
お申込み
こちらの申込みフォームからお申し込みください
2024年度 カリキュラム
3/16(土)
佐川達也
テーマ:無肥料栽培の基礎と畑設計(種蒔き)
講座終了後に懇親会(任意参加)
4/12(金)
岡本よりたか
テーマ:無肥料栽培の土づくり、苗づくり
5/18(土)
佐川達也
テーマ:夏野菜の定植と種蒔きのコツ
6/7(金)
岡本よりたか
テーマ:定植した苗の虫対策&病気対策、管理の仕方について
7/20(土)
佐川達也
テーマ:野菜の手入れ、草の管理、冬野菜の苗作り
講座終了後に懇親会(任意参加)
8/17(土)
佐川達也
テーマ:夏野菜の収穫タイミングと成長の考察、秋野菜の定植と種蒔きと虫対策(種蒔き)
9/21(土)
佐川達也
テーマ:夏野菜の種どり方法、冬野菜の定植と病気対策
10/11(金)
岡本よりたか
テーマ:夏野菜から秋冬野菜への切り替え、冬野菜の手入れ、1年の総まとめ
11/16(土)
佐川達也
テーマ:秋冬野菜の手入れ、収穫と保温
収穫祭
・上記は講師による座学・畑実習を行う日程です。
・毎回の講座時間は、10:30~16:30を予定しております。終了時間は各回により多少変更される場合がございます。
・講座日以外に課外活動として学んだことを実践する畑しごと、懇親会や収穫祭、オンラインイベント『種まきの声』、『野菜の販売実習』を開催します。
・課外活動は講師は不在、任意参加となります。(日程は決まり次第お知らせします。)
・循環農業は「こうすればこうなる」という単純な世界ではありません。時に農業知識以外の幅広い知識も必要になります。講座日だけではしっかり理解することが難しいこともありますので、学習書籍を使って当該講座日に取り扱うテーマの予習をお勧めします。より一層学習効果を高めます。
・天災や不慮の事故などで止むを得ず、開催を中止や延期させていただくこともございますので何卒ご了承ください。(その際のご返金や延期などの対応はその都度検討させていただきます。)
講師
岡本 よりたか(おかもと よりたか)
1958年福井県生まれ。
無肥料栽培家・環境活動家/空水ビオファーム 代表/株式会社 岡本商店 代表取締役たねのがっこう 主宰。
TVディレクター時代、取材を通して、農薬、除草剤、肥料が環境にもたらす破壊的ダメージを知り、また、ITエンジニア時代に体調を壊し、40歳半ばで、山梨県北杜市にて、無農薬、無肥料、無除草剤、自家採種の小麦や野菜の栽培を始める。
無肥料栽培の普及、遺伝子組み換え種子の危険性の啓蒙ために、全国各地にて年間150回ほど、無肥料栽培セミナーや講演を開催。また、シティファーマー構想を立ち上げ、家庭菜園ワークショップも積極的に展開している。
現在は、岐阜県郡上市にて、農業スクール及びシードバンク「たねのがっこう」を運営。
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「種は誰のものか」(キラジェンヌ出版)
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「無肥料栽培を実現する本」(マガジンランド)
- 「続・無肥料栽培を実現する本」(マガジンランド)
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「野菜は小さい方を選びなさい」(フォレスト出版)
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「不自然な食べものはいらない」(廣済堂出版) 内海聡、野口勲、岡本よりたか共著
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「新説異説 農業と食糧支配」
佐川 達也(さがわ たつや)
1972年神奈川県生まれ。
岡本よりたかさん主宰たねのがっこう認定講師「耕師~たがやしし~」/株式会社 畦風代表取締役
CVS本社に22年間勤務。FC店経営指導や商品開発業務を行う。商品開発時に鶏が物のように扱われている現場をみてこの業界に疑問をもち、ちょうどそのころ農的暮らしを行っている方と知りあい自然栽培を知る。
45歳の時にオーガニックスーパーに転職し、こだわりの商品や添加物について学び47歳で農的暮らしを実践している千葉県いすみ市にあるブラウンズフィールドで農スタッフとして2年間住み込みで従事。そこで岡本よりたかさんや中島デコさんと知り合う。
50歳でたねのがっこう認定講師「耕師~たがやしし~」となり株式会社 畦風(仮)を設立。現在は千葉県船橋市と千葉県いすみ市での2拠点生活をおこない農的暮らしを実践中。
参考図書
2011年3月11日の原発事故以来、食の安全に気づく人たちがとても増えています。他人任せの食材では、本当の安全は手にできないと考え、自ら野菜を栽培するという意識に目覚めています。岡本よりたか氏が無肥料栽培セミナーを開始してから3年の間に、栽培法を知りたいと全国からひっきりなしにオファーが届き、北は北海道、南は沖縄まで飛んで、年間100回近くのセミナーを開催しています。受講者の数は、延べで年間3000人。フェイスブックのフォロワーは2万人を超えるほど注目を集めています。無肥料栽培セミナーではテキストを配布していますが、そのテキストだけでも手に入れたいと多くの方がら連絡をいただいており、岡本よりたか氏独自の確立された無肥料栽培テクニックは、体系化し、多くの人に届けるべきという声があります。そこで、このセミナーの内容を書籍化が実現しました。(Amazonより引用)
20年間取り組んできた無肥料栽培・集大成の後編!畑を探すとき、畑を設計するときにも役立つ1 冊!
無肥料とは、お金を払わなくても、持続的に用意できる物だけで栽培する方法…これが「よりたか農法」の定義
※2017年4月に発売されベストセラーとなった「無肥料栽培を実現する本」の続編。(Amazonより引用)
実習農場地
参加者の声
30代 公務員
どうやって無肥料で野菜が育つのかを知りたい。単純な好奇心が受講のきっかけでした。野菜は農薬や化学肥料がな…
20代 会社員(メーカー勤務)
私が循環型農業学部の受講を決めたのは、簡単に言ってしまえば会社の異動で来てしまった東京から逃亡したかった…
40代 会社員(金融)
仲間の皆さまと循環型農業をたっぷり楽しめました!
学部担当
地球のしごと大學
萩谷 祐介(はぎや ゆうすけ)