イベント内容
この特別フォーラムは、日本における豊富で多様な「森林資源」に対する知見をお持ちで、「地球のしごと大學」が運営する学部の講師を務めていただいている方々をゲストにお招きして行います。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で国民の生活全般が大きく揺り動かされ、私たちは激しい不安に駆られる日々を過ごすことになりました。
年が変わり、2021年になっても、その猛威は依然として続いており、社会的影響の深刻さは言うまでもありません。
また、2019年9月に観測史上最大級の台風15号が上陸。10月には19号・21号が相次いで日本列島を襲いました。
直撃を受けた千葉県では住宅損壊、冠水、大規模停電などで甚大な被害が発生。
2019年10月25日の時点で、千葉県の農林水産業への被害額は、台風15号と19号合わせて447億2,800万円に達し、東日本大震災の346億円を大きく上回っています。
地震、台風に代表される偶発的でいて甚大な自然災害。そして、目下のところ新型の感染症。
このような不確実性の高い環境下におかれる現代社会は、都会で「お金を稼ぐしごと」をこなすだけではない「生き方・働き方」が求められる時代なのだと思います。
例えば、こんな時代だからこそ里山型の自給的営みに魅了され、そのようなライフスタイルに向かう人たちが以前よりも増えています。
実際、1月24日に行った特別フォーラム第一弾「人生100年時代のライフシフト~里山自給農を取り入れて自然も人間も健やかに~」には230名の申し込みがあり、大変盛況となりました。
本フォーラムは「人生100年時代のライフシフト」をテーマにした特別イベントの第二弾になります。
ゲストにお迎えするのは、自伐型林業推進協会代表理事の中嶋健造さん、岡山県西粟倉村でエネルギーの地産地消に取り組む井筒耕平さん、そして、東北で広葉樹施業を行う九戸山族の夏井辰徳さんの3名です。
「私たちはこれから森林資源とどう生きるか」
このイベントが、参加者の皆さんのライフスタイルを考える、あるいは見直すきっかけとなれば幸いです。
たくさんのご参加お待ちしております。
こんな方にオススメです
イベント概要
プログラム
登壇者
中嶋 健造(なかじま けんぞう)
自伐型林業推進協会 理事長
持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会 理事長。愛媛大学大学院農学研究科修了。NPO法人土佐の森・救援隊理事長。1962年生まれ。著書に「バイオマス収入から始める副業的自伐林業」全国林業改良普及協会。その他、農山漁村文化協会、全国林業改良普及協会、大日本山林会等の雑誌執筆多数。鳥取大学地域学部非常勤講師(平成21 年度~)、内子町小田深山保全・活用検討委員会委員(平成19年度~)、中国四国バイオマス発見活用協議会委員(平成21年度~、農林水産省中国四国農政局)総務省・地域の元気創造本部有識者会議委員(平成24年度~)、総務省・地域力創造アドバイザー(平成26年度~)IT、経営コンサルタント、自然環境コンサルタント会社を経てフリーに。平成15年、NPO法人土佐の森・救援隊設立に参画し、現在理事長。山の現場で自伐林業に驚き興味を持ち、地域に根ざした環境共生型林業が自伐林業であることを確信し、「自伐型林業+シンプルなバイオマス利用+地域通貨」を組み合わせた「土佐の森方式」を確立させ、真の森林・林業再生、中山間地域再生、地域への人口還流等のために、自伐型林業及び土佐の森方式の全国普及にまい進している。
井筒 耕平(いづつ こうへい)
(株)sonraku代表取締役(西粟倉)/ 神戸大学大学院学術研究員 / (株)あんぐらエナジー取締役(北海道士別)
環境エネルギー政策研究所、備前グリーンエネルギー(株)、美作市地域おこし協力隊を経て、2012年より現職。博士(環境学)。
バイオマスエネルギー分野を基軸に、分野を超える新しい事業創造を目指しており、スポーツ、林業、福祉、不動産、観光など掛け合わせたプロジェクトづくりを仕込む毎日。現在は、バイオマスCHP事業の開発を各地で行っている。共著に「エネルギーの世界を変える。22人の仕事(学芸出版社)」「持続可能な生き方をデザインしよう(明石書店)」などがある。愛知県出身、神戸市在住。
夏井 辰徳(なつい たつのり)
一般社団法人 九戸山族(くのへさんぞく)
夏井蔵(なついぐら)代表。約30年、国内外にて、映画、絵画、音楽、小説、詩等の表現者として、また南太平洋諸国での残砲弾処理や、国内冤罪事件等に関する社会活動を経て、東日本大震災後に、「諸問題の根っこは戦後の山林に有り」と古郷の山守り人となる。
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