地球のしごと大學いわて九戸キャンパスについて
岩手県九戸(くのへ)郡九戸村は、北岩手の山中に位置する、北東北の里山の風景が色濃く残る地域です。
この村の山林に関わるしごとを見て・聴いて・体験して学びながら、これからの農山村での生き方を考えていきます。
目標は、農山村での実践を通して、里山と関わりながら豊かに生活する第一歩を踏み出すことです。
講師は、九戸村で山林に関わる事業を営んでいる事業者さん達。実際に現役で活躍されている方に学ぶことのできる貴重な機会となります。
※ホームページだけだとお伝えきれないので、少しでもご興味あれば是非説明会にご参加いただければと思います!日程が合わなければ個別面談も承ります◎
説明会日程:
6月27日(火)、7月3日(月)、7月12日(水)、7月16日(日)20時~にオンラインにてて。一つ一つのカリキュラムの説明もありますのでぜひご参加ください!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeDloiEkd8ulFcoDkY3NN0IoOpN2Ehh6kspCbmFlg99lm8diA/viewform
↑説明会の参加もプログラムへの参加もこちらからどうぞ!
こんなことをやります!
講座では、7月~10月の間に九戸村へお越しいただき、村内の事業者さんのもとを訪ねます。
興味のある講座に単発でご参加いただけます。各自の興味に合わせ、より深く知りたい・体験してみたい事業者さんのもとで専門的に体験していきます。
11月には学びの振り返りとして、九戸村で新たに仕事を作り出す企画ワークショップを行い、九戸キャンパス終了後、九戸村と関わりをもつ、あるいは移住を考えていただく機会を設けます。
里山に関わる仕事がしてみたい方、日本の農山村で暮らしてみたい方、岩手県や九戸村に興味のある方、ぜひ受講をお待ちしております。
南部帚(高倉工芸)
岩手木炭 切炭(七戸産業)
こんな方におすすめです!
- 「半林半X」や「半農半X」を目指している方
- 里山での自然に囲まれた暮らしをしてみたい方
- 日本の村の山仕事について、実際に手を動かしながら学んでみたい知りたい方
- 移住希望である、もしくは農山村に関わるような仕事を探している方
私ウチヤマがご説明いたします!興味いただけましたら、是非一度お話させてください。
募集概要
開催日程
2023年07月29日~ 2023年11月12日
所要時間
1泊2日 ※8月は3日間、11月は半日
費用
11,000円 ※8月は26,000円、11月は無料
定員
5名
集合場所
新幹線二戸駅(車で来られる方は、九戸村役場)※8月はふるさとの館(岩手県九戸村内)、11月はオンライン
解散場所
集合場所と同じ
スケジュール
農業、酪農、郷土料理、林業、南部帚、岩手切炭、南部箪笥、自伐型林業など、九戸村の魅力を9つのカリキュラム(1泊2日×9回、うち1回オンライン)で学びます。
申込は、各カリキュラム毎になります。
ホームページからご確認ください。
九戸村ってこんなところ!
九戸村は、春の雑木林には多種多様な草花や山菜が芽吹き、夏には100万匹とも言われるヒメボタルの大群生が折爪岳を彩ります。
実りの秋には四方八方の山々が美しく紅葉し、村の産直施設では収穫祭が開かれ、冬にはスキーやかんじき散歩などの雪遊びが楽しめます。
歴史を振り返ると、飢饉が頻発した江戸時代、岩手県北は多くの犠牲者を出しましたが、九戸村では一人も餓死者が発生しませんでした。
その理由は、一般的に食用として扱われていなかった山の恵み(百合の根・どんぐりなど)の食べ方を知っていたこと、その生活の知恵を広く知らしめることで一人でも犠牲者をなくそうという共助の精神が、九戸の人々に根付いていたことにあります。
そしてその気風は、今に暮らす人々の中にも健在です。
豊かな森林資源、風土に根差した伝統工芸や郷土芸能、農林畜産業など、自然との共生の中で住民が作り上げてきたものが数多く残っている、正真正銘北東北の里山。農山村を学ぶ場としてうってつけな、懐かしくも新しい風の吹く村です。
カリキュラム
※各回先着順で受付いたします。定員になり次第、締め切らせていただきます。
7月29日・30日(土・日)
応募締切7月22日(土)まで
講座テーマ:農業、里山、酪農、郷土料理、農的暮らし、多角経営
半農半xの様々な「農」のありかたを、多様な角度から学ぶ
- 地域の農産物と農業研修施設(研修制度や農地について)
- 家畜(牛、鶏)、果樹(くるみ)を有機的に取り入れ、空間を立体的に使う循環型農業。
- 伝統食「しだみだんご(どんぐりでつくったおだんご)」の歴史背景と実食
講師:山本弘樹・向井春夫(ナインズファーム)小井田寛周(小井田立体農業研究所)他
集合場所:新幹線二戸駅に13:00集合(車で来られる方は、九戸村役場に13:30集合)
費用:11,000円/1人 (講義料、宿泊、保険料など含んでいます)
定員:5名程度
8月25日・26日・27日(金・土・日)
応募締切8月18日(金)まで
講義テーマ:林業、里山暮らし、里山しごと、チェーンソー
チェーンソーを学び資格を取る(特別教育)
- 令和2年8月改正 伐木等の業務 チェーンソー特別教育
- チェーンソーによる伐木、造材作業およびかかり木の処理等の作業
★山の管理には樹木の管理が必須です。チェーンソーの特別教育を受講し山仕事できる幅を広げます。
★10月14日、15日は今回のチェーンソー特別教育を得て実践編になります。
地域おこし協力隊の自伐型林業班とともに森で作業できるチャンスです。
連続受講をおススメします。(申し込みは各回ごと必要)
講師:コマツ教習所㈱ 宮城センタ
集合場所:ふるさと館(岩手県九戸村)
費用:3日間 26,000円/1人(講義料)
定員:16名(最低実施人数10名)
9月9日・10日(土・日)
応募締切9月2日(土)まで
講義テーマ:南部箒、伝統工芸、企画力、手しごと、こだわりのあるモノづくり
九戸村の風土に根差した伝統工芸と時代ニーズに合わせた企画力
- ホウキモロコシの栽培と収穫
- 箒づくりと、商品アイディア、販売
- 南部箒職人のくらし方
- 講師:高倉清勝(高倉工芸)
集合場所:新幹線二戸駅に13:00集合(車で来られる方は、九戸村役場に13:30集合)
費用:11,000円/1人 (講義料、宿泊、保険料など含んでいます)
定員:5名程度
9月16日・17日(土・日)
応募締切9月9日(土)まで
講義テーマ:農業、無農薬栽培、特産品、加工、甘茶、山葵、郷土食
風土を生かした農業生産とその加工を学ぶ
- 九戸村の気候や環境に適した甘茶や山葵に関する栽培、加工
- 景観の美しさが収量に関わる農業生産
- 郷土食「かっけ」づくり
講師:葉澤 博貴(九戸村甘茶工場)、森松造(山葵農家)、柳下アイ子(岩手県食の匠
「そばかっけ」)
集合場所:新幹線二戸駅に13:00集合(車で来られる方は、九戸村役場に13:30集合)
費用:11,000円/1人 (講義料、宿泊、保険料など含んでいます)
定員:5名程度
9月23日・24日(土・日)
応募締切9月16日(土)
講義テーマ:炭焼き、南部切炭、伝統産業、山の暮らし、複合経営
生産量日本一!岩手の炭造り実践、伝統技法を学ぶ(前編)
★10月21.22日と両方受講することにより、木の加工から窯に入れ、窯出し迄一連の流れを学ぶことができるます。ぜひ10月も受講ください。(申し込みは各回ごとに必要)
- 木材伐採
- 木材加工、窯入れ、焼きはじめ
講師:七戸宏大(七戸産業)、九戸村地域おこし協力隊自伐型林業班
集合場所:新幹線二戸駅に13:00集合(車で来られる方は、九戸村役場に13:30集合)
費用:11,000円/1人 (講義料、宿泊、保険料など含んでいます)
定員:5名程度
9月30日・10月1日(土・日)
応募締切9月23日(土)
講義テーマ:南部箪笥、指物技術、伝統工芸×アウトドア
伝統工芸を未来へつなげる。新しい発想とブランド展開力
- 南部箪笥歴史とブランディング展開 (守るもの、壊し再生するもの)
- 作業現場視察とサンディング作業の実践
- 「七輪囲炉裏」を実際に使用し(BBQ)仕様のフィードバック
講師:千葉 暢威(マルイ造形家具工業)
集合場所:新幹線二戸駅に13:00集合(車で来られる方は、九戸村役場に13:30集合)
費用:11,000円/1人 (講義料、宿泊、保険料など含んでいます)
定員:5名程度
10月14日・15日(土・日)
応募締10月7日(土)まで
講義テーマ:自伐型林業、里山暮らし、里山しごと、チェーンソー、きのこ料理
小さい単位で暮らす。里山での自立とコミュニティ
★このカリキュラムは、チェーンソー特別教育を受けてからの受講をおススメします。
受けてない方は、8月25日~27日の「チェーンソーを学び資格を取る(特別教育)」で取得することができます。(申し込みは各回ごと必要)
- 自伐型林業 生産を生みつつ山を守る林業
- チェーンソーによる伐木 ※参加人数や経験年数等の状況次第で作業有無を決定いたします。
- 地元コミュニティときのこ料理を堪能
講師:地域おこし協力隊、九戸村山友会
集合場所:新幹線二戸駅に13:00集合(車で来られる方は、九戸村役場に13:30集合)
費用:11,000円/1人 (講義料、宿泊、保険料など含んでいます)
定員:5名程度
10月21日・22日(土・日)
応募締切10月14日
講義テーマ:炭焼き、南部切炭、伝統産業、山の暮らし、複合経営
生産量日本一!岩手の炭造り実践、伝統技法を学ぶ(後編)
- 炭作り 窯出しの工程、炭のカット、製品になるまで一連の流れ(今回作った炭のお土産有)
- 炭を使った食の体験 岩手木炭のすごさをBBQで実感
講師:七戸宏大(七戸産業)
集合場所:新幹線二戸駅に13:00集合(車で来られる方は、九戸村役場に13:30集合)
費用:11,000円/1人 (講義料、宿泊、保険料など含んでいます)
定員:5名程度
11月12日(日)
応募締切11月10日
講義テーマ:営業、企画、商品プロデュース
いわて九戸キャンパスの振り返りと仕事企画 ワークショップ※オンラインで実施
地球のしごと大學いわて九戸キャンパスの一連の講座を振り返り、新たな商品やサービスの可能性について話し合います。農山村での地域資源を活用して仕事を自ら作り出すための第一歩となるリアルな企画の場となります。
出口としては、話し合われた企画について実現の可能性を検討し、役場と協議の上、九戸村の「地域おこし協力隊」枠にて移住者を募集いたします。その枠に自ら飛び込んで挑戦していただくことももちろん可能です。
事前に配布する企画シートに記入いただき、発表してもらいます。
(参加は任意です)
講師:高浜大介(アースカラー)、内山成美(アースカラー)
集合場所:オンライン開催
費用:無料
定員:5名程度
参加申込
お申し込みはコチラからお願いします。
先着順、費用のお振込み順に受講者さまを確定させていきます
お振込みいただいた後でのキャンセルご返金は原則応じられませんのでご了承くださいませ。
天災や不慮の事故などで止むを得ず、開催を延期・中止させていただくこともございます。何卒ご了承くださいませ(その際の対応につきましては、都度検討させていただきます)。
運営担当
高浜 大介 (たかはま だいすけ)
NPO法人地球のしごと大學 理事長/株式会社アースカラー 代表取締役社長
立教大学観光学部卒。大手国際物流企業、人事・教育ベンチャー企業勤務後、2010年に、地球・大地に根ざした職業人「アースカラー」の育成・輩出を手掛ける株式会社アースカラーを設立。
また、千葉県佐倉市にて約1ヘクタールの田畑にて無農薬・無化学肥料のお米作りや大豆作り、農業体験などを主とする教育農場も展開(2020年現在は地球のしごと大學卒業生へ委譲)。
2018年12月に「地球のしごと大學」をアースカラーから独立させ、NPO法人地球のしごと大學設立。同時に岩手県田野畑村へ家族で移住。田野畑村と高浜大介の2者にてむらづくり合弁会社、一般社団法人燈(ともしび)を創業。
都心からの移住希望者の受け皿を作り、地域と協調してサステナブルな地域社会経済のモデル創りを過疎地から挑戦中。二女の父。
内山 成美(うちやま なるみ)
株式会社アースカラー 事業部長
1985年生まれ。埼玉県川口市出身。岩手県九戸村在住。東京農業大学農学部卒。
卒業後、商社アパレル会社MD部にて商品開発やマーケティングに従事。
その後に環境教育会社にて都市公園に出向。未就学児向け体験プログラムの企画実施を経て、ハーブ園管理や講座に関わりつつチームリーダーやマネジメント、社内研修業務に関わる。
幼少の頃より自然や植物に関わることが好きで「空気と水がきれいな緑の多いところに住みたい!」と想い続けた結果、2023年2月岩手県九戸村に出会い5月に移住。
知らない方でも挨拶すると返してくれたり、山菜取りに連れて行ってもらったりと村の方のやさしさに日々浸っている。
藤﨑 翔太郎(ふじさき しょうたろう)
株式会社アースカラー 事業推進担当
1994年生まれ。広島県東広島市出身。岩手県田野畑村在住。
大学卒業後、東京都内の人材会社にてクリエイティブ業界の転職エージェント/人材派遣営業、またSaaS系企業にて西日本地域のフィールドセールスに従事。
2017年、上記企業に勤める傍ら地球のしごと大學に参加。密かに「地球のしごと大學シネマ部」の名前を借りて、映画イベントも数回開催。
2021年、一般社団法人燈及び株式会社アースカラーへの参画に伴い、岩手県田野畑村へ移住。地方創生推進事業の全般に関わり、水産加工団体の事業承継や地域事業者ネットワークの構築などを担当している。