イベント内容
かつての人々は田畑を耕すことで食料を得て、住居に必要な材料や燃料は山林から調達するなど、自然と共に生きていました。
しかし、現代ではそれぞれが分業となることで、都市で生きる人々は自然と共に生きている感覚が薄れ、環境破壊や文化的、精神的価値の喪失が進んでいます。
自然から得られる恵みに目を向け直し、自然と人間との関係性をもう一度近づけることで、増えていく耕作放棄地や荒れていく竹林にもう一度価値を見出せるきっかけとなれば幸いです。
今回は、長年農薬も肥料も使わない自然農で畑と自然に向き合い、自給的暮らしを推奨する岡本よりたかさんにお話を伺います。
次に、「竹は無尽蔵の持続可能な資源になる」と全国で活動されている深澤 義則さんから、竹炭・エネルギー化・メンマ作りなど竹を使った多方面の活動を教えていただきます。
このフォーラムを通して、参加者の皆様がこれからの暮らし方について考えるきっかけとなれば幸いです。
※アーカイブ配信も行います。フォーラム翌日から2025年1月31日(火)まで視聴が可能です。アーカイブご希望の方も下記よりお申し込みください。
こんな方にオススメです
イベント概要
プログラム
登壇者
岡本 よりたか(おかもと よりたか)
地球再生型農家・無肥料栽培家
たねのがっこう 主宰
オカモトデザイン 運営
1958年福井県生まれ
TVディレクター時代、取材を通して、農薬、除草剤、肥料が環境にもたらす破壊的ダメージを知り、また、ITエンジニア時代に体調を壊し、40歳半ばで、山梨県北杜市にて、無農薬、無肥料、無除草剤、自家採種の小麦や野菜の栽培を始める。
無肥料栽培の普及、自家採種の大切さの啓蒙ために、全国各地にて無肥料栽培セミナーや講演を開催。また、10名の伝承者である耕師〜たがやしし〜を育成して、全国で普及活動をしている。
現在は、岐阜県郡上市の山奥の築200年の古民家に移住し、農業スクール及びシードバンク「たねのがっこう」を運営している。
【著書】
著書「おひとり農業」(内外出版社)
著書「象牙の塔を越えて」①②(オカモトデザイン)
著書「続・無肥料栽培を実現する本」(笑がお書房)
著書「種は誰のものか」(キラジェンヌ出版)
著書「無肥料栽培を実現する本」(笑がお書房)
著書「野菜は小さい方を選びなさい」(フォレスト出版)
著書「不自然な食べものはいらない」(廣済堂出版) 内海聡、野口勲、岡本よりたか共著
深澤 義則(ふかさわ よしのり)
温室効果ガス削減推進市民ネットワーク 代表
1973年 長野県小谷村生まれ 現在長野県白馬村在住
2011年 環境機器メーカーであるモキ製作所に営業担当として入社。
2012年 島根県安来市で見渡す限りの竹の海に衝撃を受ける。「竹は無尽蔵の持続可能な資源になるのでは!」と熱い思いが生まれる
2013年「放置竹林の持続可能な草の根型資源化ループ構想」を立ち上げる
2017年「純国産メンマプロジェクト」を考案・創設、現在当プロジェクトの副代表
2017年「第1回純国産メンマプロジェクト キックオフin京都」を自費主催
2018年 果樹剪定枝を炭化したCO₂削減モデルを考案、新潟市が採用→新潟モデル始動
2019年 竹の資源化の新たな可能性を模索するためエシカルバンブーに転籍
2022年 放置竹林の資源化とGHG削減草の根運動を推進するため独立
2022年「バイオ炭を活用した温室効果ガス削減草の根型モデル」を立上げる
2022年 鹿児島県大崎町(リサイクル率全国1位)で温室効果ガス削減草の根型モデルがスタート
2022年 子供を対象としたCO₂削減体験型教育プログラムの開発を2大学とスタート
2022年 島根県雲南市の2022年度林業振興ビジョン策定委員に竹専門家として選抜
2023年 GHG草の根削減技術の普及を目的とした「温室効果ガス削減推進市民ネットワーク」を設立
2024年 JICAプロジェクトの一環としてコンゴ民主共和国の製炭技術指導と現地製炭モデルの構築に携わる
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