イベント内容
世界的な感染症の流行や国際紛争などにより物価の高騰が続いています。
国内で生産されている食料でも、種や肥料などの農業資材や家畜の飼料は輸入に頼っているものが多く、生産にかかるコストは上がっています。コロナ禍の中では物流が滞るということも体験しましたし、他国の需要が増えていった場合に資材や飼料を日本に輸入できなく可能性もあり、従来型の農業では安定的に食料生産ができなくなるかもしれません。
そのようななか、微生物など自然を活用し身近なところで手に入る資材を使用する循環型農業の重要性が高まっています。
消費者としては循環型の農業で作られているものを選んで購入していくことで生産者を支えていくということが考えられますが、安全な食料を手に入れるためには自分で食料をつくることも一つの手段です。
自分が食べる分すべてを賄えなくても一部でも作ることができれば安全な食べ物を手に入れることができますし、なにより自分で作った食べ物を自分で食べることは嬉しいものです。
そして、食べ物を作る手段を知っているということは安心につながります。
今回のフォーラムでは、日本全国で無肥料栽培の普及活動に尽力されている岡本よりたかさん、千葉県南房総市で稲と田んぼを観察することで雑草の生えない棚田を実現している五十嵐武志さんから、それぞれ農に対する考え方、そして生き方を伺います。
参加者の皆さんのこれからのライフスタイルを再考するきっかけとなれば幸いです。
※アーカイブ配信も行います。フォーラム翌日から2023年2月19日まで視聴が可能です。アーカイブご希望の方も下記よりお申し込みください。
こんな方にオススメです
イベント概要
プログラム
登壇者
岡本 よりたか(おかもと よりたか)
1958年福井県生まれ。無肥料栽培家・環境活動家/空水ビオファーム 代表/株式会社 岡本商店 代表取締役たねのがっこう 主宰。TVディレクター時代、取材を通して、農薬、除草剤、肥料が環境にもたらす破壊的ダメージを知り、また、ITエンジニア時代に体調を壊し、40歳半ばで、山梨県北杜市にて、無農薬、無肥料、無除草剤、自家採種の小麦や野菜の栽培を始める。
無肥料栽培の普及、遺伝子組み換え種子の危険性の啓蒙ために、全国各地にて年間150回ほど、無肥料栽培セミナーや講演を開催。また、シティファーマー構想を立ち上げ、家庭菜園ワークショップも積極的に展開している。
現在は、岐阜県郡上市にて、農業スクール及びシードバンク「たねのがっこう」を運営。
【著書】
「種は誰のものか」(キラジェンヌ出版)
「無肥料栽培を実現する本」(マガジンランド)
「続・無肥料栽培を実現する本」(マガジンランド)
「野菜は小さい方を選びなさい」(フォレスト出版)
「不自然な食べものはいらない」(廣済堂出版) 内海聡、野口勲、岡本よりたか共著
「新説異説 農業と食糧支配」
五十嵐 武志(いがらし たけし)
水が好きです
綺麗な棚田が好きです
美しいイネが好きです
リズムや流れのある棚田づくり
いきもののバトンタッチしていく風景
骨組みとなるデザインを意識して作業をしています。
無農薬、無肥料、無除草、不耕起、冬期湛水というパッケージ作業ではなく『分けるを意識する』
いきものの住処を分ける
得た情報を分ける
蓄積された知識を分ける
自然の流れ
自然のリズム
いきものの順番を意識して
そして未来に繋げるためには何が必要か常に考えてます。
若い世代
次世代の人々
に伝えていきたいと思っています。
千葉県南房総で棚田の維持管理をしています。
Copyright 2024 chikyushigotodaigaku All Rights Reserved.