こんなことをやります
「ウィズコロナ時代の教養学部、はじまります」
地球のしごと教養学部では、半年間の「約20回の講座を軸にした学びのプログラム」を通して、持続可能な地球(グローバル)を見据えた、地域(ローカル)での豊かで健やかな「生き方」と、それを支える多彩な「しごと」を学びます。
私たちは、「暮らし」のためのしごと、「務め」を果たすためしごと、「稼ぎ」になるしごと、の「3つのしごと」が地域社会が循環し、持続するために必要だと考えています。
農業、林業、漁業、狩猟、畜産、衣服、住居、飲食、エネルギー、教育、医療、ものづくり、アート/デザイン、働き方、子育て、地域商社、地産地消、食生活、サテライトオフィス、福祉、移住、思想・哲学、流域経済圏、SDGs、そして、まちづくりといった多彩なテーマの講義から「3つのしごと」を学んでいただきます。
3つのしごとを網羅的に学んでいただくことで、未来の地域社会の全体像が見えてくるのと同時に、これからの生き方や暮らし方、自分の挑戦したいしごとの在り方が見えてきます。
また、半年間の学びを通じて「日々の生活で私たちが大切にしたいものは何なのか」を明らかにしていき、全てのしごとに通底する価値観を知ることは、これからの人生における「新たな羅針盤」にもなっていくでしょう。
地球のしごと教養学部は、学びを通して、すぐにUターン、Iターン、複数拠点の生活などを実現するためだけのものではありません。
将来的に、Uターン、Iターン、複数拠点の生活などがしやすくなるように、あるいは、サステナブルな社会実現のために現在の都会での生活や仕事を見直しできるように、近しい価値観の人や情報とつながってもらうための「コミュニティ」に参加いただくためのものでもあります。
今年度の教養学部は、新型コロナウィルスの影響を考慮して基本的に「オンライン講義」が中心になります。
しかしながら、月に一度のフィールドワークの実施、日常的にコミュニケーションをとることができるオンラインコミュニティの構築、学習したこと忘れずに活かすための伴走支援など、オンライン中心だからこそ収穫の多い学習ができるプログラムをご用意いたしました。
一方通行なオンライン講演会やイベントに参加するだけでは物足りず、ウィズコロナ時代に、自分に合う具体的なしごとや暮らし方を見つけ、学びを習慣化し、実践や行動に移したい方必見のプログラムです。
こんな方にオススメです
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- 地方移住(Uターン、Iターン)や複数拠点の生活を考えていて、どこで何をして暮らしていくか(生計を立てるか)を具体的にしたい人
- 地域や新しい価値観でこそ実現できる、豊かな生き方を実践したい人
- 社会や環境に良いしごとに就きたくて、具体的に分野やテーマを絞り、就職先をきめるもしくは起業準備をしたい人
- 今すぐに地方移住(Uターン、Iターン)や複数拠点の生活をするつもりはないが、都会的な生活に違和感を感じている人
受講するとこんな良いことがあります
学び方にこんな特徴があります
特徴① 問いと対話に重きを置いて、学ぶ
学習は「問い」と「対話」に重き、講義からの「収穫」とその後の「内省」を織り交ぜることで深めていきます。「問い」をつくるために各講義前には課題による事前学習が用意されています。この事前学習に取り組んでいただくことで問いをつくり、問いの質を高め、学びのエンジンを回します。
特徴② 網羅された内容を短期間のうちに集中して習慣的に、学ぶ
半年間で約20の講義があり、約20の講義に対して基本的には課題による事前学習と予習会があります。したがって、短期間のうちに集中して、持続可能な地球を見据えた、地域での豊かで健やかな生き方と、それを支える多彩な「しごと」を網羅的に学ぶことができます。結果的に「学びの習慣化」にもつながります。
特徴③ 月に一度のフィールドワークで五感を使って、学ぶ
オンラインでの講義が中心ですが、月に一度の頻度でフィールドワークによる講義を用意しています。なるべく、大人数での長い移動にならない、密にならないという視点で、フィールドワーク先を選定しています。頭だけで考えるのではなく、身体感覚に基づいた知恵を取り戻すことを重要視しています。
特徴④ 共有できない感覚を共有しながら、学ぶ
霊長類学者の山極先生は「共有できないはずの感覚」が信頼関係を生むと言います。つまり五感の中の「触覚」や「嗅覚」や「味覚」の共有が大事ということです。月に一度のフィールドワークではもちろんのこと「オンライン講義」でも「共有できない感覚を共有する」ことを大事にします。
特徴⑤ 日々のオンライン上のコミュニケーションから、学ぶ
期間中の日々のコミュニケーションはオンラインで行います。チャットツール「Slack」を当学部用にカスタマイズします。講義における質問疑問感想を挙げていただくばかりではなく、それぞれのアンテナに引っかかったことや活動様子を共有いただくことで、問いを創発し合います。
特徴⑥ 学んだことはかならず復習して記憶するように、学ぶ
記憶している情報量が最大の時点は講義終了後の直後です。そのまま何もしないと1日後には50%~80%を忘れてしまいます(エビングハウスの忘却曲線)。したがって、忘れないようにするためには「復習」が欠かせません。一定の間隔を空けた復習を行い、記録ではなく記憶中心で学びを進めます。
2020年度 募集概要
本学部のゴール
地域で働く・暮らす、または地域と関わるための、具体的な次の一歩がイメージできている状態
期間
2020年9月1日(火)~2021年2月21日(日)
講座数
全21講座(オリエンテーション・卒業発表会を除く)
【内訳】
オンライン講座:15講座
フィールドワーク講座:6講座(静岡2日間で1講座、岩手3日間で1講座としてカウント)
定員
30名(最小催行人数18名)
費用
【基本コース】15万円(税込み)
【卒業生割引】14万円(税込み)※他学部卒業生は入学金1万円を免除します
【家族割引】一人目15万円(税込み)、二人目8万円(税込み)
※遠征・フィールドワークにかかる「旅費・宿泊費・食費」は含まれません。別途実費でご負担いただきます。
※お支払いは「銀行一括振り込み」をお願いいたします。
※振り込み手数料はご負担ください。
※最低催行人数に満たない場合は、講座が開催できないことがございます。その場合は返金させて頂きますので、ご了承ください。
※開講確定後は原則として返金等の対応は行っておりません。
募集締め切り
締め切りは過ぎましたがまだ若干名受け入れが可能です。ご興味のある方は「chikyunoshigoto@gmail.com」までご連絡ください。
開催済のオンライン講義につきましては録画をご覧になれますので途中からのご参加の受講者様もキャッチアップ頂けます。
お申込み
- こちらのお申し込みフォームから必要事項をご入力の上、お申込みください。
- 事務局からお振込口座のご案内後、ご入金頂いた時点でお申し込み確定となります。
- 受講前に同級生に向けた「自己紹介シート」のご提出もお願いいたします。
- 検討にあたり何かご不明な点があれば「chikyunoshigoto@gmail.com」までお問合せください。
説明会
2020年度講座一覧
9月1日(火)
テーマ: オリエンテーション
講座タイトル: 教養学部2020について
場所: オンライン
時間: 19:00〜21:30
講師: 高浜大介、佐々木亮
10月3日(土)・10月4日(日)
テーマ: 地域医療
講座タイトル:統合医療 ~現代西洋医学と伝統東洋医学の統合~
場所: 静岡県富士宮市
時間: 10/3 13:00 〜宿泊〜 10/4 13:00
講師: 山本竜隆
11月3日(火)
テーマ: SDGs× 地方創生
場所: 岩手県田野畑村他
時間: 日中、18:00盛岡解散(仮)
講師: 高浜大介他
12月16日(水)
テーマ: 水産業
場所: オンライン
時間: 19:00〜21:30
講師: 早川尚吾・高畑拓弥
1月11日(月・祝)
テーマ: 移住しごと
講座タイトル: 移住しごと構築戦略立案
場所: オンライン
時間: 日中
講師: 高浜大介
2月21日(日)
テーマ: 卒業式
講座タイトル: 地球のしごと教養学部を終えて
場所: オンライン
時間: 日中
講師: 高浜大介、佐々木亮
<備考>
- オンライン講座「15」フィールドワーク講座「6」の「全21講座(オリエンテーションと卒業式は除く)」を予定しています。
- 各講座内容の詳細は「シラバス」で確認いただけます。
- 各講座には書籍などの「事前学習課題」があります。
- 各講座の講座一週間前に、オンラインで「予習会」を一時間ほど実施いたします。
- 12月17日(水)、23日(水)に予定している講義は、土日を使った徳島県(海陽町・美波町)への「遠征・フィールドワーク」に変更になる可能性があります。9月時点での社会状況を鑑みて判断いたします。
- オンライン講座は、ビデオ会議システム「Zoom」を用いて行います。
- 講義内容、テーマは予告なく変更になる場合があります。
- 欠席の場合は、ほぼ全ての講義の「ビデオ受講」が可能です。また、ほぼ全ての講義で使用した資料を配布いたします。
- 受講生には「オンラインコミュニティ(Slack)」に入っていただきます。
- 遠征・フィールドワークは、受講生に旅程を立てていただき、皆さんで協力して講義開催地まできていただきます。
- フィールドワークは「社会情勢」により中止する場合があります。その場合はリモートで代替の講座を用意します
受講生の声

Iターン移住・観光系会社員
講座を通じてお会いした講師の方々や、一緒に受講する仲間のみなさんは、いつも知らない世界への扉を拓いてくだ…

環境コンサルティング企業就職
平和構築支援をするNPOでのインターンや、バックパッカーで東南アジアを巡った経験を経て、人が生きていくため…

地域おこし協力隊後起業
地域おこし協力隊として活動後、ライター・地域商店での喫茶室開業・協力隊の広報やマネジメントなど、できるこ…

30代 地方公務員

30代 会社員・NPO職員

農あるライフスタイルにチェンジ
地球のしごと大學を受講するに至ったきっかけは、悪くはないけど何か腑に落ちない働き方や暮らしぶり...
学部担当

NPO法人地球のしごと大學
佐々木 亮(ささき りょう)