地球のしごと教養学部

 

開催日:2017年10月28日

魚食の再考 ~近海で取れる魚介と海藻、未利用魚の調理レクチャー~

魚食の再考 ~近海で取れる魚介と海藻、未利用魚の調理レクチャー~

♦♦ 講座概要 ♦♦

 

古来より海に囲まれ、多くの島々と長い沿岸と広い海を持つ日本では海からとれる魚介類は貴重なタンパク源や田畑の肥料として利用されてきました。日本近海には現在およそ3300種の魚介類が生息しているとみられ、このうち、主に257種が食用に利用されていると推定されます。古くから漁獲量、品質が時期や産地によって大きく変動する海の恵みをその時の自然状態に合わせる形で、有効利用することによって、その土地、その土地で特有の魚食文化が育まれてきました。

しかし、食習慣の変化によって魚介類と肉類の消費量が逆転するなど、それまで親しまれて継続されてきた様々な魚食の習慣が衰退しはじめ、消費される魚介類にも大きな偏りが見られるようになってきました。日本漁業の問題点は、マグロやサバなどメジャーな種類の魚の資源問題ではなく、近海で取れるマイナーな魚の活用にあるのです!

健康な食生活への関心が高まってきている現在、魚食の文化と習慣は世界的にも注目が集まってきています。本講座は、講座は水産資源の持続的利用と衰退してきている人と魚と海の関係の再構築を目指す団体、アクアカルチャーさんを招いて、日本近海の漁業と魚食の展望を学び、魚の捌き方レクチャーを受けます。捌き方をマスターすれば、魚食を日常的に食卓に取り入れることができます。

 

日時
2017年10月28日(土)
場所
東京都都内

 

♦♦ 団体紹介 ♦♦

 
aquaAqua Culuture(アクアカルチャー)
水産資源の持続的利用と衰退してきている人と魚と海の関係の再構築を目指し、魚の捌き方教室やお魚探検隊イベントなど魚に関する活動を行う。

< 活動趣旨 >(公式HPより)

海に囲まれる日本。海には多大なる可能性があります。

海に行き、足下を見れば小さな海の生物たちの生態系が息づいています。
船で沖にくりだせば、さらにダイナミックな生物たちが生息しています。
我々メンバーは日常で海や魚に触れる事はもちろん、なによりそれらを愛しています。
食べる事により環境を考え、環境を考えることで生き物を考え、生き物を考えることで食べることを考え…
環境、生き物、魚食は相互作用しあい、切っても切れない関係なのです。
見て良し、触れて良し、考えて良し、食べて良し。
「見る」・「触る」・「聞く」・「嗅ぐ」・「味わう」の五感を使い「考える」ことを通し、魚を楽しんでいただきたいのです。

海は魅力に満ちあふれています。
私たち「AquaCulture」はそんな海やそこに活きる海洋生物の魅力を体感・共有し、人と自然の繋がりを伝える為、様々な場所で活動・発信しています。

 

♦♦ 課題書籍 ♦♦

魚
『魚が食べられなくなる日』  著者:勝川俊雄
 
店頭に並ぶ国産の魚が少なくなり、サイズも小さくなっているのにお気づきだろうか。日本の漁獲量は最盛期から6割減、ホッケにいたっては9割減だ。輸入魚も世界的な魚ブームで価格が高くなっている。このままでは日本の食卓に欠かせない魚料理が高嶺の花になる。日本は世界6位の広大な排他的経済水域を持つ漁業大国なのに、なぜこうなってしまったのか。気鋭の水産学者が、乱獲による漁業資源の危機的状況を明らかにし、海外漁業国の成功例も含めて、日本の魚食文化を守るための方策を綴る。(amazonより)

 

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