地球のしごと教養学部

 

開催日:2017年04月09日

新国富指標 ~豊かさの定義を変える経済指標と地方創生~

新国富指標 ~豊かさの定義を変える経済指標と地方創生~

♦♦ 講座概要 ♦♦

 

富の偏在、環境・資源の限界などの問題がいっそう深刻化していく社会経済。GDPや市場の拡大成長を前提とした社会経済の持続可能性が、限界を迎えつつあります。

2012年6月に、持続可能な発展を進めるための実務的処方箋を議論する会合「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が開催されました。そこで発表された報告書の中で「新国富指標」という、持続可能性の判断基準となりえる単一の経済指標が世界に提示されました。「新国富指標」は、3つの資本群(経済生産活動に供する人工資本、教育や健康などの人的資本、環境資源を包括する自然資本)により構成されます。

地方創生の経済施策において、「豊かさとは何か」を再考すること、それを織り込んだ指標を作ることは必要不可欠です。「拡大・成長」を志向するベクトルと、「成熟・定常化」を志向するベクトルがせめぎあう現代で、世界の持続可能性と人々の幸福を同時達成する方策とは?それを測るモノサシはどのようなものか?「新国富指標」について学びましょう。

 

日時
2017年4月9日(日)
場所
東京都内

 

♦♦ 講師プロフィール ♦♦

 
managi

馬奈木俊介さん

九州大学大学院工学研究院主幹教授・都市研究センター長。九州大学大学院工学研究科修士課程修了。米ロードアイランド大学大学院博士課程修了(Ph.D.経済学)。

専門分野は経済学と都市計画学。「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」代表執筆者、「生物多様性および生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)」総括代表執筆者、国連「新国富報告書」ディレクター。学術誌Environmental Economics and Policy Studies共同編集長

♦♦ 課題書籍 ♦♦

 
下記書籍のうち「新国富論 新たな経済指標で地方創生」を必須とし、加えて1冊以上を課題書籍とします。
国富論
『新国富論 新たな経済指標で地方創生』  著者:馬奈木 俊介, 池田 真也, 中村 寛樹
 
2012年の国連持続可能な開発会議(リオ+20)で提示された「新国富指標」。GDP(フロー)では見えない、我々とその先の世代が受け取る富(ストック)を試算し、真の豊かさを測る。資源が乏しく、人的資本が豊かといわれる日本の目指すべき姿、地域ごとの特徴を活かした持続可能な発展の道を探る、画期的試み。(amazonより)

共生経済
『共生経済がはじまる:人間復興の社会を求めて』  著者:内橋克人
 
Foods(食糧)・Energy(エネルギー)・Care(介護・ケア)という基本的生存権を守ることこそが、社会の最大の使命である―市場原理主義に警鐘を鳴らし続けてきた著者が、未曾有の大震災に直面した日本人が進むべき社会の指針と、再生への道筋を示す、経済コラム集大成。(amazonより)


『ポスト資本主義:科学・人間・社会の未来』  著者:広井良典
 
富の偏在、環境・資源の限界など、なおいっそう深刻化する課題に、「成長」は解答たりうるか――。近代科学とも通底する人間観・生命観にまで遡りつつ、人類史的なスケールで資本主義の歩みと現在を吟味。定常化時代に求められる新たな価値とともに、資本主義・社会主義・エコロジーが交差する先に現れる社会像を、鮮明に描く。 (本書より)

歴史の危機
『資本主義の終焉と歴史の危機』  著者:水野和夫
 
資本主義の最終局面にいち早く立つ日本。世界史上、長期にわたるゼロ金利が示すものは、資本を投資しても利潤の出ない資本主義の「死」だ。死の瀬戸際の資本主義は、グローバル化を進め国民を置き去りにし、国家さえも使用人としてバブルを多発させ、生き延びようとしている。終わりの近づく資本主義にそれでもしがみつき、かりそめの「成長」を目指すことは、 「国民なき国家」を作り上げ、破局への道を整えているにすぎない。
グローバル化の本質を鋭利に分析し、世界経済危機を最も早くから警告していたエコノミストが、日本再生のための道と「世界総ゼロ金利」後の新たなシステムを提言する! (本書より)

定常経済
『「定常経済」は可能だ!』  著者:ハーマン・デイリー、枝廣淳子
 
いま私たちは、持続可能な「経済のあるべき姿」の再考を迫られている。なぜ現在の「成長経済」ではダメなのか、「定常経済」とは何か、どのように移行していけばよいのか――。2014年の「ブループラネット賞」受賞者である環境経済学の大家が、日本の環境ジャーナリストの問いに平易に答える、第一級の「定常経済」入門。(本書より)

 

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