衣服の手仕事 ~地域の小商い、石徹白洋品店を通じて~

講義内容

衣類は本来、自然がもたらしてくれるものです。日本では昔から、栽培や養蚕によって衣服を自給してきました。石徹白洋品店は、こだわりの天然素材を使用し、身に纏う人の体と心、そして自然環境に優しい丁寧なものづくりをしている洋品店です。店主の馨生里さんの取り組み、また、哲学やまなざしから、天然素材の衣服について、また丁寧なものづくり・小商いの極意を学びましょう。

 

日程 開催場所
2018年7月16日(祝・月) 岐阜市郡上市石徹白

 

講師プロフィール

平野馨生里

1981年岐阜市生まれ・育ち。慶応義塾大学総合政策学部卒。学生時代にカンボジアで伝統織物を復刻するNPO(IKTT)にてフィールドワーク。地域に根差した伝統文化の重要性を学ぶ。現在、石徹白で、地域に残る野良着などを復刻した商品開発を展開。一方で、地元のお年寄りにお話を聞き「聞き書き集」を発行するなどの活動も行っている。

 

課題図書



『きものという農業』  著者:中谷比佐子

現在、国内の綿の自給率は0%。絹や麻の自給率も10%を切っています。きものといえば「きれい」や「美人」と良い言葉ばかりが付きますが、その裏では、国内の農業衰退とともに、農薬を目いっぱいつぎ込んで大量生産された輸入原料や石油エネルギーに頼りきった化学繊維に押されて、本来の日本のきものが消えつつあります。本書はきものを切り口に日本文化を研究している著者が、一見無縁とも思える農業ときものとの関わりに焦点を置いて著わした作品です。農業といえば「食」を連想しますが、「衣」も日本文化も「農」で成り立っていたことが新鮮にわかっていただけるはずです。作品の中では、絹、麻、草木染め、和棉と、現在でも土の中からきものを作り続けている人たちを追います。(amazonより)