自伐型林業 ~地方創生の切り札~


 

講義内容

日本の国土の7割を森林が占めています。「地域創生」に取り組むならば、林業の再興、国産材の有効利用にこそ力を入れるべきです。「大規模・大量生産・集約・高投資・高コスト・委託/請負」型の林業が国策 “森林・林業再生プラン”とされている一方で、土佐の森・救援隊は「小規模・少量多品目生産・分散・低投資・低コスト・自立」型の自伐林業を核とした『土佐の森方式』を確立し、地域に根ざした仕組みを展開しています。

大規模林業一辺倒では森林破壊や市場破壊が多発していますが、逆に、地域に根ざした自伐型林業『土佐の森方式』は、木質バイオマス利用のための林地残材収集や、地域林業再生、地域雇用、地域経済活性化、森林環境再生に大きく貢献し、林業市場を大きく拡大することも分かってきました。自伐型林業は森林再生や地域振興に大きく貢献します。この情報が全国に伝播し、導入地域はすでに40地域を越えようとし、さらに勢いを増しています。

牽引役の中嶋健造さんから日本の林業の問題点、自伐型林業の概要について学びます。また、自伐型林業を実践されている方の施業山林も見学します。

 

日程 開催場所
2018年10月6日(土) 高知県佐川町

 

講師プロフィール

中嶋健造さん

NPO法人自伐型林業推進協会 代表理事
NPO法人土佐の森・救援隊 事務局長

昭和37年高知生まれ、高知県いの町在住。愛媛大学大学院農学研究科(生物資源学専攻)修了。IT会社、経営コンサルタント、自然環境コンサルタント会社を経てフリーに。平成15年、NPO法人土佐の森・救援隊設立に参画し、現在事務局長。

山の現場で自伐林業に驚き興味を持ち、地域に根ざした脱温暖化・環境共生型林業が自伐林業であることを確信し、「自伐林業+シンプルなバイオマス利用+地域通貨」を組み合わせた「土佐の森方式」を確立させ、真の森林・林業再生、山村再生、地域雇用拡大等のために、自伐林業及び土佐の森方式の全国普及にまい進している。主な著書に「バイオマス材収入から始める副業的自伐林業」全国林業改良普及協会。他、総務省「地域の元気創造有識者会議」委員など。

 

課題図書



『New自伐型林業のすすめ』  著者:中嶋健造

家族、グループ、集落で。自立・自営型林業スタイル登場!New自伐型林業とは、山林所有の有無、あるいは所有規模にこだわらずに、森林の経営や管理、施業を自ら(山林所有者や地域)が行う、自立・自営型の林業であり、限られた森林が所在する地域で暮らし、その森林を永続管理し、持続的に収入を得ていく林業です。本書では、各地のNew自伐型林業の実践者や町村による支援例を紹介しています。また、自らのレベルに合わせてコストを掛けないで材を搬出するための道具と技術を紹介しています。(amazonより)