発酵する経済 ~パン屋が見つけた腐る経済~

 

講義内容

資本主義における利潤とは、資本家が「労働力」という商品を購入し、付加価値を載せて商品・サービスとして販売することで生まれます。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(マックス・ウェーバー)に詳しいように、利潤の追求における正義こそ、地球を物質的に豊かにした源です。しかし現代では、資本主義が世界を駆け巡り、開拓すべきフロンティアが無くなりました。今、システムに新たな改革が求められています。

講師の渡邉格さんは「利潤を出さないこと」を経営理念とした、パン屋タルマーリーを営んでおり、従来の資本主義に則った経営ではない新しい自営業の在り方、仕事の在り方を提唱しています。本講座では、タルマーリの現場も視察させていただきながら、資本主義システムを変革するヒントとなる経営を学びましょう。

 

日程 開催場所
2018年5月12日(土) 鳥取県智頭町

 

講師プロフィール

渡邊格

タルマーリー オーナーシェフ
1971年東京都東大和市出身。23歳で学者の父とハンガリーに滞在。食と農に興味を持ち、25歳で千葉大学園芸学部に入学。「有機農業と地域通貨」をテーマに卒論を書く。新卒で農産物流通会社に就職するも、 31歳でパン職人の道へ。渡邉格ならではのパンづくりを追求し、麹菌採取の道で目覚める。著書に『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』(講談社)。同書翻訳本が韓国でベストセラーに。台湾、中国でも翻訳され、国内外で講演活動も行っている。
▶ タルマーリーHPはこちら!https://www.talmary.com/

 

課題図書



『田舎のパン屋が見た腐る経済』  著者:渡邊格

祖父と父の教え、田舎の自然の恵み、築百年超の古民家に棲みつく天然菌、丹精込めて作られた素材…すべてが一つになった、奇跡のパンの物語。お金中心の「腐らない」経済から、発酵を繰り返す「腐る」経済へ。「不思議なパン屋」が起こす、静かな革命。 (amazonより)