現代西洋医学と代替医療を合わせた「統合医療」~静岡県朝霧高原、地域医療の現場から~

講義内容

代替医療とは、現代西洋医療の領域外の医学・医療体系を総称したものです。東洋医学(漢方、鍼灸など)全般のほか、食養生、プロバイオティクス、呼吸法、太極拳、波動医学、その他アーユルヴェーダやユナニ医学などの伝統医学からニューサイエンスと呼ばれている医療としてはまだ認知されていない現代科学的最先端医学まで、幅広い医療分野を指します。そして、代替医療のみならず、現代西洋医学も含めて実践する医療が統合医療。症状だけではなく、その人の性格や暮らしなども含めて診断することから、全人的な医療、ホリスティック医学と呼ばれることもあります。統合医療の基本は、ひとりひとりの患者に対し、様々な方面から診ることで多面的に捉え、最適な医療をコーディネートすることにあります。また、医療へのアクセスも重要です。住んでいる地域に、最良の医療があることが、理想的かつ自然な医療のかたちです。

講師は、朝霧高原診療所の院長先生である山本竜隆さん。過疎化・高齢化により僻地に医療が届かなくなっている中で、地域医療とインバウンドと絡めた養生医療の両輪で、医療の問題に取り組んでいます。そのご活動を踏まえて、経験的事実として利用される代替医療・自然療法と近代西洋医学とを合わせた統合医療の可能性、地域医療の在り方について考え議論します。

 

日程 開催場所
2018年6月2日(土)~3日(日) 静岡県朝霧高原

 

講師プロフィール

山本 竜隆

●朝霧高原診療所 院長
●WELLNESS UNION(富士山静養園・日月倶楽部)代表
●昭和大学医学部非常勤講師・聖マリアンナ医科大学非常勤講師
1966年神奈川県生まれ。聖マリアンナ医科大学、昭和大学医学部大学院卒業。
内科研修、医学研究の後、アンドルー・ワイルが主催する米国アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellow(2000年~2002年)をアジアで初めて修了。その後、統合医療ビレッジグループ総院長(東京・四谷)、JA中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・産業医などを経て現職。自ら湧き水や薪での生活をしつつ、地域医療とヘルスツーリズムの両輪で、地域モデル構築を目指している。また“自然欠乏症候群”を通して、現代人の自然体験と健康維持の重要性を指導している。
富士箱根伊豆国立公園内であり富士山麓の20000坪を有する滞在施設「日月倶楽部」では、関連施設の「富士山静養園」と共にヨガや瞑想などのマインドフルネスや、企業の健康管理者への指導など、雄大な自然環境に身を置いて行う各種滞在プログラムを提供している。

 

課題図書



『自然欠乏症候群~体と心のその「つらさ」、自然不足が原因です~』 著者:山本竜隆

不眠や慢性疲労など、理由のはっきりしない「不調」に悩まされ続ける現代人。健康診断を受けても異常なし、なのに体の不調がある……病院でこう訴えると、ほとんどの場合「軽度のうつ」であると診断されるでしょう。しかし、その本当の原因は、「自然から遠ざかっている」ことにあったのです!たった二世代前の先祖が日の出入りに合わせた生活を送ってきた頃には考えられなかった、「生活環境と体内環境の激変」が起こす現代病と、すぐに役立つ改善法を徹底解説します!(amazonより)