獣害と狩猟 ~中山間でのジビエ六次産業化~


 

講義内容

近年、中山間地域を中心に鳥獣被害が深刻な状況にあります。餌となる広葉樹が少なく針葉樹が増えたこと、集落の過疎化・高齢化による人間活動の減少などが主原因とされています。生鳥獣による農作物への被害額はおよそ200億円で、その6割が獣類、4割が鳥類によるものであり、獣類では9割がイノシシ、シカ、サルによるものとされています。また、狩猟者の減少や高齢化も進んでおり、中山間農業は鳥獣被害を止める手立てに苦労しています。本講座では中山間での鳥獣被害について知り、狩猟の現状と課題、ジビエなどの六次産業化について考え、議論します。

 

日程 開催場所
2018年7月15日(日) 岐阜県郡上市

 

講師プロフィール

興膳健太

1982年福岡県生まれ。2009年からNPO法人メタセコイアの森の仲間たちで狩猟免許を3名取得し、猟師の6次産業化に取り組む。現在、岐阜県郡上市において、守り、捕獲できる集落倍増計画を広め、市内の多くの集落で獣害を獣益に変える支援を行っている。平成25年に農水省の鳥獣被害対策優良活動表彰生産局長賞を受賞。現在は、狩猟サミットや日本猪祭りなど狩猟の魅力を広く伝えていく活動も行っている。

 

課題図書



『ぼくは猟師になった』 著者:千松 信也

木についた傷や足跡などからシカやイノシシの気配を探る。網をしかけ、カモやスズメをとる。手製のワナをつくる。かかった獲物にとどめをさし、自らさばき、余すところなく食べ尽くす―。33歳ワナ猟師の日常は、生命への驚きと生きることの発見に満ちている。猟の仕方、獲物のさばき方から、自然と向き合う中で考えたことまで。京都の山から見つめた若者猟師の等身大の記録。(amazonより)