小水力発電と地域自治 ~自然エネルギーの地域導入 石徹白(いとしろ)事例~

講義内容

郡上市石徹白地区は、縄文時代から年間1000人が出入りする、霊峰白山への登山口・神社が鎮座する歴史ある集落です。この人口270人の過疎地域が全国的に注目されているのは、農業用水を活用した小水力発電を、地域の総力を挙げて導入しているからです。
2014年住民全戸が出資し農業協同組合を設立、農業用水の一部を活用した小水力発電所を開設しました。そして、2016年に発電を開始、石徹白地区270人110世帯はもちろん、計算上はそのほかに110世帯、計220世帯の電力を賄っています。この小さな水力発電は、地域に人を呼び込む広告塔となっており、農産物加工所が再開し、移住者は増え続け、地域に様々な波及効果をもたらしています。石徹白地区の小水力発電成功の要因を、歴史的背景を紐解きながら解明し、地域自治の在り方を考えてみましょう。

 

日程 開催場所
2018年7月16日(祝・月) 岐阜市郡上市石徹白

 

講師プロフィール

平野 彰秀

NPO法人地域再生機構 副理事長
1975年生まれ。岐阜市出身。東京大学工学部都市工学科卒、同大学院環境学修士。大学入学より14年間東京で暮らす。 外資系経営コンサルティング会社等を経て、32歳で岐阜市にUターン。 中山間地域の地域づくり活動と、自然エネルギー(小水力発電・木質バイオマス)導入に携わる。 2011年9月、人口270人の集落、岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)に移住。NPO法人地域再生機構副理事長、石徹白地区地域づくり協議会事務局。

 

課題図書



『ご当地電力はじめました』 著者:高橋真樹

地域の電力は自分たちでつくる!「おひさまの町」飯田市、上田市の屋根借りソーラー、岐阜県いとしろの小水力、福島県会津地方で発電事業を進める会津電力、東京多摩市で活動する多摩電力、北海道から広がる市民風車、各地でさまざまな工夫をこらして、市民主導の「ご当地電力」が力強く動き出しています。(amazonより)