伝統構法建築学部とは

 

こんなことをやります

伝統構法建築学部では、循環する資源と伝統の技で作り上げる「板倉の小屋作り」から未来の暮らしを創造します。板倉構法は、日本古来の神社や穀物倉庫を造ってきた優れた伝統的な木造建築技術で、継手仕口を用いて組んで作ります。そのため、耐久性があり、増改築がしやすく解体再利用も容易です。こうして森林資源を活かす暮らし方は日本人の優れた知恵と言えます。現代の板倉構法は筑波大学名誉教授・安藤邦廣先生の長年の研究により提唱されているもので、本学部はその安藤先生より直接指導を受けることができる大変貴重な機会となっています。また、理論上の付加価値は原木の600倍であるとして、高知県嶺北地域で林業ビジネスを営む藤川豊文先生の製材指導、座学も必見となっております。木材加工ビジネスを学びたい人にもオススメの学部です。

 

こんなかたにおススメです

・伝統的な木材建築技術を学びたい方

・板倉構法を学びたい方

・木材の循環利用を考えている方

・将来自分で小屋を作って暮らしたい方

・木材加工ビジネスを学びたい方等

 

カリキュラム

日時 講座内容 講座詳細 講師
2月3日・4日
(土・日)9:00~16:00
製材 製材実技+半日座学。製材機を使って丸太を製材していきます。丸太から製材にすることでどの程度価値が変わるなども学びます。 藤川豊文(ばうむ合同会社)+補助大工
4月7日・8日
(土・日)9:00~16:00
大工木工 大工木工実技+半日座学。刻み加工の技術を実践で学びます。座学では小屋の設計などについて学びます。 安藤邦廣(里山建築研究所)+補助大工
6月9日・10日
(土・日)9:00~16:00
自力建設 土台に柱を建て柱の間に板を落として壁を作るところから行います。板倉の家づくり、まちづくりについても座学で学びます。 安藤邦廣(里山建築研究所)+補助大工

注記

●講座の単発参加(1日単位)も可能です。上記費用欄をご参照ください。
●受講生には傷害保険に加入していただきます。手続き、費用につきましては、主催者で行います。各自用意していただくものは、筆記用具、作業しやすい服装(長袖着用)、手袋、作業靴、雨天時の雨具、昼食・飲み物などです。ヘルメット、金槌、のこぎり、ノミ、差し金、電動ドリルなど大工木工や建てる際に必要な道具は全て運営側で準備をいたします。(各自お持ちいただいても構いません)
●受講生は自動ドア技術学院内にて宿泊いただけます。ただし、女性の方の宿泊は規定上お断りしております。お近くのビジネスホテルや旅館などをお勧めいたします。
●各回初日の講座終了後は「懇親会」を行います。講師も交え質疑やよもやま話で盛り上がりましょう。(費用は別途徴収させていただきます)

 

募集要項

講座のゴール “板倉の小屋づくり”を通して、伝統的な木造建築技術を学び木材の循環的利用をはかる視座を身に付ける。
期間 2018年2月3日~6月10日(1泊2日x3回=6日間)
場所 自動ドア技術学院
〒357-0123 埼玉県飯能市大字中藤下郷字並木294-3
アクセス:飯能駅前より国際興業バス(04・05系統 新寺経由 中藤行きまたは中沢行き)にて天神橋下車。
所要時間:バス20分+徒歩1分
電話:(042)970-3211 FAX:(042)970-3201
費用 70,000円/1人 保険料込み、宿泊・飲食費用は別途。
1日単位での単発受講も可能です。費用は入学金10,000円+1日当たり10,000円の参加料を頂戴します。
定員 20名(最少催行人数15名)
募集締め切り この学部は定員に達したため、募集は締め切りました。たくさんのお申込みありがとうございました。
お申込み こちらのフォーマットからお申し込みください 入学を迷っていらっしゃる方などご相談はinfo@earthcolor.orgまで。
また、全日程参加の方を優先しますので、単発でのお申し込みの方は締切日を過ぎて空きがある
場合のみ受講可能となります。先着順、費用のお振込み順に受講者さまを確定させていきます。お振込みいただいた後でのキャンセルご返金は原則応じられませんのでご了承くださいませ。

 

講師

《カリキュラム全体統括:大工木工指導、自力建設指導、板倉の家づくり座学》

安藤 邦廣(あんどう くにひろ)
筑波大学名誉教授 工学博士/建築家
里山建築研究所主宰、NPO木の建築フォラム代表理事、
(社)日本板倉建築協会代表理事、歴史的建築物活用ネットワーク共同代表

1948年宮城県生まれ。里山の保全と民家の活用および国産材を活用した板倉の家づくりに取り組んでいる。板倉構法による東日本大震災の応急仮設住宅と復興住宅の建設にも協力支援を続けている。

 

著書:
「小屋と倉」・2010.5・建築資料研究社
「民家造」・2009.2・学芸出版社
「住まいを四寸角で考える」・2005.8・学芸出版社
「職人が語る 木の技」・2002.12・建築資料研究社
「住まいの伝統技術」・1995.3・建築資料研究社
「現代木造住宅論」・1995.5・INAX出版
「茅葺きの民俗学」・1983.12・はる書房など

設計:
・住宅・施設
板倉構法による一連の住宅作品
板倉構法による応急仮設住宅(福島県)2011
板倉構法による復興住宅・施設(宮城県南三陸町)2012〜現在
パルシステム茨城 日立館 2015
学習塾日能研大船校仮設校舎 2016

・古民家再生
越後妻有大地の芸術祭 うぶすなの家2006
宮清大蔵音楽ホール 2009

・公共建築
喜多方市立熊倉小学校体育館(監修および構造設計)2015
つくば市梅林あずまやと木造施設(茨城県) 2001〜2007
秋田県ゆとり生活創造センター遊学舎 2002
横手市立栄小学校(秋田県) 1995
中山義秀記念文学館・ふるさと文化伝承館(福島県) 1993

・社寺建築
広宣寺庫裏(長崎県) 2006
称名寺庫裏(石川県) 2000

*いずれも共同設計

・受賞:
1989 日本建築学会奨励賞
1994 福島県建築文化賞(共同設計)
2003 東北建築賞奨励賞(共同設計)
2010 住宅総合研究財団 清水康雄賞
2011 日本建築学会賞(論文)
2013 グッドデザイン賞(共同プロジェクト)
2014 日本造園学会賞(技術賞)(共同設計)
2014 日本建築仕上学会賞(作品賞)

 

《製材指導、木材加工座学》

藤川豊文(ふじかわ とよふみ)
1964年高知県本山町生まれ。高校卒業で横浜市の建設会社に就職、32歳で家業の継承の為に帰郷。田舎を元気付けようと、39歳のとき所属していた本山町商工会青年部に声を掛け一年後「木部会ばうむ」を立ち上げ、嶺北杉を使用した学童机の製作・販売を始める。2010年に「ばうむ合同会社」設立。現在は木製品、米焼酎等々、地元の地域資源を活用した製品の製造・販売をしている。高知県本山町が誇る木材加工ベンチャー企業で、大手ブランドからも受注が相次いでおり、東急ハンズでもその商品が取り扱われています。なかでもレーザーカッターを活用した木材製品の評判が高く、その付加価値は、原木価格の150倍にまで上ります。しかしながら、高知県嶺北地域は豊富な森林資源に恵まれているにも関わらず、木材価格の低迷によって十分な森林整備が行われていない現状があります。ばうむ社では、木材の利用を促進し、木材価格の向上を図ることで自社も、地域も、自然環境も守られる商売の確立を目指しています。

 

1964年 4月2日生まれ
1983年 高知県立高知工業卒 横浜市の建設会社入社
1996年 本山町にUターン 藤川工務店入社
2004年 木部会「ばうむ」結成
2008年 藤川工務店社長就任
2010年 ばうむ合同会社設立 代表社員就任
2012年 本山町商工会 副会長
2013年 本山町農業公社理事長
2016年 嶺北地域振興㈱ 社長

参照:【高知県嶺北・本山町】森を守る男たちは語る。100年後の山のために今できることは?──ばうむ・藤川豊文×山番LLP・川端俊雄

 

板倉の小屋作りの様子(参考イメージ)

板倉マイスター講座 湯森の守プロジェクト
写真提供:一般社団法人日本板倉建築協会
主催:湯森の守プロジェクト
事務局:NPO法人しんりん
宮城県大崎氏鳴子温泉字玉ノ木70
0229-54-4668